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2013年2月22日神奈川:続報大和幼稚園・男児溺死

大和・男児溺死、安全管理怠る業務上過失致死容疑で前幼稚園長ら書類送検

カナロコ 2013年2月22日(金)4時0分配信

 2011年7月、大和市の私立大和幼稚園のプールで水遊びをしていた伊礼貴弘ちゃん=同市鶴間1丁目、当時(3)=が溺死した事故で、県警捜査1課と大和署は21日、安全管理を怠ったとして、業務上過失致死の疑いで、ともに当時の女性園長(65)=同市=と女性担任教諭(22)=相模原市南区=を書類送検した。

 書類送検容疑は、11年7月11日、同園の屋内プールで園児に水遊びをさせた際、事故防止対策や園児への注意を怠り、貴弘ちゃんが溺れたのに気付かなかった上、発見後にすぐに救護措置を取らずに溺死させた、としている。

 県警は、前園長について「(文部科学省が求めていた)事故防止マニュアルを整備しないなど必要な対策を取らず、教諭らの教育・指導も十分にしていなかった」と判断。前教諭は「園児の注視を怠り、発見が遅れた」として、2人に過失があるとした。同課によると、前園長は「園長だった自分に全責任がある」、前教諭は「目を離さないで子どもたちの様子を見ていれば、もっと早く助け上げられたと思う」と供述、容疑を認めている。

 同課によると、プールは直径約4~4・5メートルの楕円(だえん)形で、当時の水深は約20センチ。発見時、前教諭は1人で園児11人を監視しており、プールサイドでビート板などの片付けのため園児らから目を離していた。園側はプールに浮いていた貴弘ちゃんを近くの診療所に運び込み、診療所側が119番通報。市立病院に搬送されたが、午後2時ごろ死亡が確認された。

 この事故については、身近な事故の原因を究明する消費者安全調査委員会(消費者事故調)が県警から情報提供など協力を受け、安全管理上の問題がなかったかを調べている。

◆「原因究明、再発防止を」遺族

 「事故原因を解明し、公表した上で、再発防止につなげてほしい」。県警の書類送検を受け、伊礼貴弘ちゃんの両親の康弘さん(38)と利奈さん(38)は21日夜、自宅で神奈川新聞社の取材に対し、心境を話した。

 「電車が好きで、明るく笑顔の絶えない子どもだった」。入園後、わずか3カ月。一報を受けた康弘さんが職場から市立病院に駆けつけると、医師が代わる代わる心臓マッサージをしている最中だった。その20分後、死亡が確認された。

 「教諭1人でプールにいる10人を超える園児を監視できたのか」「すぐに大きな病院に搬送しなかった理由は」。夫妻は繰り返し、幼稚園に事故当時の状況説明を求めてきたが、納得のいく回答は寄せられていないという。

 事故後、インターネットなどで調べたところ、小中学校を含めた全国の教育現場で運動中の事故が多発している事実に衝撃を受けた。再発防止を、との思いで、昨年秋には国の消費者事故調にも届け出た。

 事故から1年7カ月が経過し、立件に至った。康弘さんは「関係当局には引き続き事故原因を究明し、教育現場の事故防止に向けたルール作りなどに取り組んでもらいたい」と語る。

 大和幼稚園は取材に対し、「コメントは控えたい」と述べた。

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